僕が旅に出る理由は だいたい百個くらいあって

1984(昭和59)年７月10日　Part５　阿寒湖～双湖台～摩周湖～川湯温泉～硫黄山～屈斜路湖～美幌峠～
　　　　　　　　　　　　　　　　　藻琴～北浜駅～小清水原生花園～斜里～宇登呂　約220km

摩周湖Part２です。

湖をなるべく大きく写そうとすると、私は小さくなります。当然(笑)。

島をはずすとこんな感じ。奥の少し高い山が摩周岳です。

非常に美しく、また関西出身の者にとっては、なかなか近くでは見られない光景があって、
非常に楽しい行程の1日だったと記憶しています。

しかしながら、ふもとの摩周の街から400ｍ近く上ることになりますか。
このあたり、屈斜路湖付近も含めて、かなり原付泣かせの坂が続きます。

層雲峡と比べればマシですが。

そうそう。層雲峡と言えば。

年末大阪で放映（サンテレビと言う兵庫のローカルUHF局なのですが）された
「おにぎりあたためますか」で、わが東大阪市出身の河野真也さんが、
『銀河の滝』を訪れていましたが、チラッと映ったその辺りの様子の変化にビックリしました。

何か目の前に駐車場らしきものが映っていましたよね。
私らが行ったころは、そんな余白の無い道が1本通っていただけのように記憶しています。

観光地化、ですね。

行きやすくなってうれしい反面、部外者的には何か違うような気がしてしまいます。

でもこういう展望台があるからこそ。湖と逆側には地平線も少し見えます。

摩周湖は湖岸に下りるのとかは厳禁なんですよね。
その地域の景観を守るため、自然環境を守るため。
ひいてはその周辺地域に住む人の、生活環境を守ることにもなるのかもしれません。

ホンネを言えば、湖岸まで行ってみたいのはヤマヤマでしたが、そのあたりは、ね。

簡単に触れられない、遠くから眺めるしかない、というのもまた良いかなと思います。
旅に出ると、本当にいろんなことに出会い、いろんなことを考えさせられます。

そういう時間や経験を積み重ねて、旅は続いて行きます。

ベタなシメですが(笑)。

ＢＧＭ「ハイウェイ」 by くるり