原付北海道1周4,000kmリターンズ

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やさしい人ばかりに出会ったわけじゃないけど。

1984(昭和59)年7月7日 Part1 宗谷岬~浜頓別~音威子府~名寄~旭川~層雲峡 約303km

今は便利なものがありますね~。

実は走行距離を調べるのに「北の道ナビ」というサイトの、
「距離と時間検索」というページを使っています。
それと北海道の道路地図帳を合わせて、距離を割り出しています。
実際に走ると若干違うかもしれませんが、そこは悪しからずご了承ください。

この日は何と結果的に初の300km/日超えをやってしまいました。
実は前日に大阪に葉書を書いたのですが、字がとんでもなくフニャフニャになったことを覚えています。
ずーっとハンドルを握っているとその振動で、バイクを降りても手がかすかに震えるんですね。
この日終わりなんかでは、とても字など書ける状態ではなかったんでしょうね。


さておき。


6日のPart6では伏字にしていましたが、前日はいったいどこに泊まったのか。
実は柏屋のご主人に推薦していただいた、柏屋さんのスグ隣の、宗谷岬バス停に泊まったんですよ。
どうやらバス会社の委託で、この停留所を管理しておられたようなんです。

イメージ 1超快適空間。
バス停恐るべし、でした。

何しろ冬季の極寒にも耐えられなければなりませんから。
小さいながらも「鉄筋コンクリート製、アルミサッシ完備」なのです。
コンクリートの床に寝袋で寝たのですが、それでもぐっすり熟睡でき、
「始発が出るまでに片付けたらいいから。」
とご主人が提示された条件の時間まで、思いっきり寝られる予定でした。


ところが。


「イヤ~こんなバス停に寝てやるわ。」(注:関西弁に翻訳されています。)
「ホンマやね~。2人もいてる。」

明らかに覗き込みながらのおばちゃんの会話で目を覚ました私。
表に出てみると、あたりはもうすっかり朝。
おっ、これは始発が来るかも、と思って時計を見ると、まさかのよ、4時台!?

「何でこの辺の売店開いてへんのかな。開けてくれたらエエのにな、兄ちゃん。」

…そうですね~、て誰が言うねん!
突っ込むヒマもなく、おばちゃんたちはタクシーに乗って嵐のように去っていきました。


しゃーないな。戻って寝るか。…って、今更寝れるかーい!


(改めて前夜は)★ 宗谷岬バス停留所泊 ★


BGM「たとえば朝のバス停で」 by スガシカオ