原付北海道1周4,000kmリターンズ

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ハハ、ノンキだね(すみません。自分がです、ハイ)。

1984(昭和59)年7月6日 Part2 利尻島[沓形(クツカタ)~鴛泊(オシドマリ)] 約13km

朝イチのウニに心と体を満たされた私たち。

私TDなどは単純なものですから、ウニを食った満足感が満腹感に転化して、
なぜかおなかいっぱいに(笑)。ま、何にせよとても充実した朝のひとときを、
手のひらいっぱいのウニがもたらしてくれました。

ありがとう、ウニ!


さておき。


結局は稚内に帰る船が礼文経由であったことと、

「利尻来たら、そら礼文も行くやろ。」

という至極自然な発想で、
礼文島に渡るため、鴛泊港に向かう私たちでした。


しかしそのうちTDのメーターに警告灯が。


タケに合図を送り、停めて二人で覗き込むと。

TD「オイルやな。」
タケ「何で? まだ走り始めて3日目やぞ。」
TD「え? まあそらそうやけど。」
タケ「大阪出るときに満タンにしとかんかったんか? そんなん常識やぞ。」
TD(え? そうやったんか。)「いや、見てへんかったわ。」
タケ「いや、ちょっと待て。オマエなあ、*※#&$…!! ~%¥#♭+!!!」

…もう何を言ってるのかわからんぐらいの勢いで、かなり怒られました。


え~、ご存じない方のために、簡単に説明します。

ほとんどのクルマに積まれているような4ストローク・エンジンは、
オイルはオイルタンクにたまった状態で、汚れたら入れ替える、というようなモノなんですね。

それに対して主にバイクによく使われる2ストローク・エンジンは、
オイルタンクからエンジン内に流れ込んだオイルも、ガソリンと一緒に燃えてしまうんですね。
つまりオイルタンクのオイルは、走行距離が伸びると、
汚れることはないんですが、徐々に無くなっていくのです。


…知らんかった。


長距離走るのわかってるんやから、ちゃんと補充してから来いや!」

上の「*※#&$…!! ~%¥#♭+!!!」を訳すとこうなります。
タケが怒るのも無理ありません。ホンマに初歩的な、単純なミスですから。

仕方なく島内のバイク屋さんまで付き合ってもらい、事なきを得ました。
(タケにとっては十分に「事」だったと思いますが。)


しかし私TD、さらに情けないことに、せっかく渡った礼文島において
もっともっと初歩的なミスで、タケを怒らせ、自分は非常な苦労を味わうことになるのです。


そんなこととはつゆ知らず。


BGM「ノンキ節」 by 植木等