原付北海道1周4,000kmリターンズ

Yahooブログから引っ越してきました。よろしくお願いします!

次の日も耳鳴りが続きました。少し。

慣れない身体にとっては、1日バイクに乗るのはキツかったですねぇ。
キャンプ場泊が初めてだったので、もう少し雰囲気に浸ろうかな、と思いつつも、
あっさり眠ってしまったようでした。

そして、忘れもしない午前3時ごろ…


グァオ~~~~~~~ン!!!


な、何や何や!?

地震!? 噴火!? 何か爆発した!?
怪獣か!? いやいやそれはないやろ。
もしかして戦争でも始まった!?
そう言えば自衛隊たくさんいてるよな、北海道。いやまさか。

よくもまあそんな一瞬に、と思うほどいろんな考えが浮かんでは消えました。


グァオ~~~~~~~ン!!!


テントというか地面がゴ――――っと振動するんですね。
しかも耳ふさいでも体がわ――っと揺さぶられて、
全身が音の海で浮かんでいる感じになります。
後にも先にもあんなものすごい音、聴いたことありません。

思わず2人とも表に飛び出しました。すると…


真っ白なんです。


なぜかとっさに「ヤラれたっ!!」と思いましたね。
今となっては何にどうヤラれてん、ちゅ-話なんですが(笑)。
正直何かの煙やと思いました。怪獣説、戦争説が真実味を帯びてきます(?)。

するとタケが「これ霧や!」と。


グァオ~~~~~~~ン!!!


…そう言えば沓形「岬」キャンプ場。

灯台の真下やったんです。
この世も終わるかという超轟音は、灯台の霧笛やったんですね。
そら何kmも先まで音の方向が分かるように聞かせよう、という音ですから。


グァオ~~~~~~~ン!!!


「ど~する?ここで寝るんかぁ?」


顔を見合わせた2人の表情は、多分こんな感じやったんでしょうね。
他のキャンプ場に移動する気力も無く、スゴスゴとテントに戻る2人。


グァオ~~~~~~~ン!!!


これを読んで下さっている皆さん、赤いデカイ字を見て、
「しつこいなあ、もうイイよ。」と思っておられるでしょう?
そう、ビックリが薄れると、まさにそんな感じでウザさ全開でしたね。


寝たい。


切実な、ホンマに切実な願望なのですが、力いっぱい耳ふさいでも聞こえる音、
ちゅーか身体がワサワサワサと揺り動かされて、寝れるわけなんかないんですよ。


…でもねぇ、人間の本能ちゅ-のはホンマにエラいもんです。


この後、霧笛3、4発くらいしか覚えてなかったですもん(笑)。

疲れた体を休める>超轟音+超振動

でも疲れなんか取れるわけないですよ。


朝にはすっかり霧も晴れて、絶好のウニ日和(?)。
しかし何ともテンションの上がらない2人でした。


BGM「朝日のようにさわやかに」 by ACOUSTIC CLUB