別れのテープ、はなかったけれど。

1984(昭和59)年７月１日③　東大阪～敦賀　約150㎞

ようやく、というかこの時点ですでに命からがら(笑)敦賀に到着。
日暮れ前には何とか到着し、出航まで３時間くらいあったので、
街の方へ食事に出かけました。

確か麺モノ、そばだったと思うんですけど。

25年前って、実は今ほど夏は暑くなかったんですよ。

しかもずーっとバイクで走って風にさらされ、
しかも余計なところでひっくり返って肝を冷やし、
心身ともに冷え切っていた私には、本当に染み渡る味だったことを覚えています。

今も営業してはるんかなあ。

「橋の近く」としか覚えていないんですが、是非また探して行ってみたいものです。

さて、私たちの乗った船は新日本海フェリーの「ニューすずらん」。
確か敦賀－小樽間の運賃が２等（雑魚寝の大部屋です）で片道6300円。
原付は何と「手荷物」扱いで（持てませんが(笑)）、片道航送料金1500円(！)。

当時の貧乏学生にも、非常に助かる値段でした。

現在の新日本海フェリー「すずらん」
敦賀と苫小牧を結んでいるそうです。

出航は確か９時か10時だったように記憶しています。
初めての（厳密には記憶の一番最初あたりに、小豆島行きのに乗っているハズなんですが）
大型フェリー。
出航の瞬間はデッキに出て、知らない人を見送る人たちをボーっと見ていましたが、
その後船室に戻り、意外と体に響くエンジンの音と、水上に浮かんでいる独特の揺れを感じながら、
いつしか眠ってしまったような覚えがあります。

ＢＧＭ「海岸通」by風