原付北海道1周4,000kmリターンズ

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A Farewell to the Seashore

1984(昭和59)年7月2日 Part2  敦賀~小樽  新日本海フェリーニューすずらん」船上
 
 
ヒマな時間のほんの一部を、何とか「汚れた英雄」のおかげで乗り切ったものの、
基本的にヒマであることには変わりないわけです。
イメージ 1
別に何をしているわけでもないのに疲れています(笑)。

こういうことができるのも、まだ7月アタマで、しかも天気がイマイチだったことが大きかったようです。
こののち3回、この航路にはお世話になりましたが、
真夏はとてもではないですが、デッキに座っているのはツライです。
 
 
でもまあそうこうする(と言っても、居眠りかボーッとしてるかなんですが(笑))うちに夕方になり、
夕飯は特にカップめんなどを持ち込んでいたわけでもなかったので、
少し贅沢して、船内のカフェテリアで夕食を食べた覚えがあります。

 
いつの北海道行きだったか、このカフェテリアでなかなかの光景を見たことがあります。

 
一人の外国人の青年が、サラダの器だけを持って、
そこにてんこ盛りにポテトサラダをのっけていくのです。
 
そしてひとすくい積み上げるごとに、係のお姉さんの目を見て「OK?」といちいち聞くわけです。
お姉さんも困りながら
「お…、OK。」と。…答えなしゃーないですよね。
カフェテリアのしきたりを破ってるわけではないですし(笑)。

最終的には漫画に出てくる山盛りゴハンのような見ばえになっていました。
サラダだけなら200円しなかったんではなかったかな。いや~、青年、なかなかヤルもんだ。

 
でも最近のカフェテリアって、重さで値段決まるのもあるらしいですね。
あのお兄さん(今はたぶんオジサン)、「旅行しにくくなった…。」と思ってるやろなぁ。
でも、そういうシステムが導入されたのは、あなたのせいかもしれませんよ(笑)。
 

食事にもそこそこ満足し、船内の風呂にもゆっくり浸かって、
(船の揺れに合わせて湯船の湯が軽くチャプチャプするんですが、これが風情があってイイ!)
さあ、明日は北海道上陸! 高まる気持ちを静めながら、眠りについたのでした。

 
BGM「午後の水平線」 by 松岡直也
 
 
 タ:お久しぶり。ご無沙汰やったね。
 T:仕事が立て込んでてねぇ、申し訳ない。
 タ:いやいや、僕のほうも何やかんやで忙しかったから。
 T:そうやって考えたら、このときはホンマにひまやったねえ。
 タ:確かにひまやったなぁ。
   そういえば、おぬしはバチでデッキをたたいてたけど、思わず鼓笛隊が登場したかと思ったデ。
 T:ああ、サークルのバンドの練習を長期離脱するんで、自主練習に励んでたワケよ。
   …にしても、鼓笛隊はともかくバチはないやろ、バチは(笑)。鼓童やないんやから。
 タ:いや、そんなエエもんではないし。
 T:ほっといてくれ(笑)。
 タ:話は変わるけど、ポテサラの青年の話はおぼえてないなぁ。
 T:そうか、やっぱりこのときの話ではなかったか。ま、でも関連エピソード、ちゅーことで。
 タ:アルミシートひいて身体焼いてたのは帰りやったっけ?
 T:確かそのはず。7月アタマのデッキでは、それはやる気にならんでしょ。
 タ:魚焼くのと同じ発想やったもんな。「この方がムラなく焼ける」って(笑)。
 T:そうそう。まるでアホ(笑)。ひと夏走り回ったのに、まったく焼けてへんやん、とか言うて。
 タ:重ね着してバイク乗ってて、焼けるはずなんかないのになぁ。
   逆に黒なって帰ったら不自然や、とは思わんかったんかな。
 T:そのへんが若さ、ちゅーか、浅はかさですな。
 タ:う~ん、オッサンの発言やなぁ。
 T:オッサンは君もでしょうが(笑)。