原付北海道1周4,000kmリターンズ

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ひとつまたひとつ 港を出て行く船

1984(昭和59)年7月1日 Part4  東大阪敦賀  走行距離:152.6㎞
 
 
ようやく、というかこの時点ですでに、命からがら(笑)敦賀に到着。
日暮れ頃には何とか到着し、出航までまだ十分な時間があったので、
バイクに乗って食事に出かけました。
 
確か麺モノ、そばだったと思うんですが。
 
26年前って、実は今ほど夏は暑くなかったんですよ。
 
ずーっとバイクで走って風にさらされ、
しかも余計なところでひっくり返って肝を冷やし、
心身ともに冷え切っていた私に、本当に染み渡る味であったことを覚えています。
 
今も営業してはるんかなぁ。
 
「港にあった橋の近くの店」としか覚えていないんですが、ぜひまた探して行ってみたいものです。
 
 
さて、私たちの乗った船は、新日本海フェリーの「ニューすずらん」。
敦賀-小樽間の運賃が、2等(雑魚寝の大部屋でした)で、片道5,120円。
原付は何と「手荷物・小荷物」扱いなんです。持てませんし、そこそこデカイんですけど(笑)。
 
片道の航送料金が4,500円。しめて1万円弱で、原付もろとも北海道まで運んでくれます。
 
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当時の貧乏学生にも、非常に助かる値段でした。
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敦賀と苫小牧を結んでいるそうです。
 
出航は23時。初めての大型フェリー。
 
 
 
出航の瞬間にはデッキに出て、誰かを見送る人たちを、ボーっと見ていましたが、
その後船室に戻り、意外と体に響くエンジンの音と、水上に浮かんでいる独特の揺れを感じながら、
いつしか眠ってしまったような覚えがあります。
 
 
BGM 「出航 SASURAI」 by 寺尾聰
 
 
 T:フェリーって実質、このとき初めてやってん。
   3歳ぐらいのとき、本当に記憶の最初ぐらいのときに、
   小豆島に行くフェリーに乗ったことを、ワンシーンだけ覚えてるんやけど。
   敦賀港に停泊してる船を見て、「こんなにデカイもんなんか~。」と思ったなー。
 タ:「でかい船やなぁ。」という感想はボクも持ったね。でかいなぁと、二人で感想言い合ってたで。
 T:就航してすぐの船できれいやった、という覚えもあるけど。
 タ:それより残ってるのは、排気の重油のニオイ。このとき既に岸壁に充満してたね。
   で、突然やけど、これをボクはあえて香りとしたい! その後この香りを感じると、この旅思い出すもんな。
 T:そうやな。確かにあの匂いは、…いや香りは(笑)忘れられへんな。
 タ:出港のとき、デッキにあがって、しばらく遠ざかる岸壁を見てたで。
 T:風の「海岸通」。♪別れのテープは、切れるものだと~、なぜ~♪って、頭の中に流れてた。
   でも、テープってなかったんと違うかなぁ。で、今回はBGMからはずれたんやけど。
   出航 SASURAI も、敦賀港はそんなにたくさん船が出てたわけやないんやけどね(笑)。
   ちょっと今回のBGM微妙かも(笑)。
 タ:それ言うたら他にも微妙なヤツいっぱいあるで。よっしゃ、ボクも選ぶわ。
 T:おー、それはありがたい! …って実は、“浜省”は既にタケの推薦なんですけど(笑)。
 タ:あと、重い振動がデッキから体に伝わってた。…下船するまでずっと。
 T:ウンウン。あの振動も特徴あるよな。2等の安い船室に転がると、アレがまた眠気を誘うんだ。
   ところで晩メシの蕎麦屋さん、覚えてる?
 タ:いや、それは覚えてないな。敦賀在住の方、情報をお願いします!