原付北海道1周4,000kmリターンズ

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なーおまえ、天国ちゅうとこは そんなに甘いもんやおまへんや

1984(昭和59)年7月21日 Part2  野塚~美国~古平~余市~小樽~札幌~小樽天狗山 約135km
 
 
この日最初の目的地、余市は、りんごやさくらんぼなどが有名なフルーツの街。
しかしそれ以上に、私たちの心を捉えて離さなかったのは、

 
…そうです。 ニッカウヰスキー余市工場』(笑)。

 
いや、ここで弁解しますと、私TDはそんなにのん兵衛ではないんですよ。
タケがとにかく大好きで(笑)。
 
 
実はこの旅の2年後に、私は卒論の対象地域に北海道を選び、
気象台にあるデータを調べるために、便乗したタケと2人で札幌に来たんです。
今度はタケの車で。

で、彼の大好きな(笑)サッポロビール園に行き、
ジンギスカンやチャンチャン焼きたらふく食べ、
私はそうでもなく、タケは浴びるほどビールを飲み(笑)、
その時の宿、確か札幌全日空ホテル、
 
…が、窓から見える小さな旅館に、歩いて戻りました。
ふらふら千鳥足で、気分は最高~!!
ほんま天国にいるようでした。

 
で、その部屋。
今の札幌ではたぶん考えられないことだと思いますが、
部屋にエアコンがなかったんです。

ビール飲んで歩いてきてるので、暑くて暑くて、
窓を全開にし、いつしか寝てしまったのでした。
 
すると、夜中。
タケの叫び声が!

「あ~っ! 寝られん! カユいっ!」

慌てて飛び起きた私。
部屋の電灯をつけると、なんと白い壁一面に20匹以上の蚊が!
しかも大阪で見るヤツの、倍近い大きさなのです。
もう無我夢中で叩き、窓から追い出しましたね。
あるヤツなんかは、顔の前で叩くと私の顔に返り血が(笑)。←もちろんタケのです。
とにかく殺戮を繰り返し、残りは窓から追い出し、
白い壁にタケの血が少しついてしまいましたが、何とかすべての蚊を部屋から排除しました。

 
もちろん汗だくです(笑)。が、もう窓を開けるわけにも行かず。
暑さと痒みに苦しみながら、一晩を過ごしたのでした。

 
え? 気付かれました?
そうなんです。私は1ヵ所も刺されていませんでした。
酒をたくさん飲むと刺されやすい、という俗説を見事に証明した1夜でした。
ま、私はもともと刺されにくい体質みたいなんですけど。

 
あ、余市の話(笑)!

 
BGM 「帰ってきたヨッパライ」 by SMAP