原付北海道1周4,000kmリターンズ

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明日からもこうして 生きていくだろうと

1984(昭和59)年7月21日 Part1  野塚~美国~古平~余市~小樽~札幌~小樽天狗山 約135km
 
 
ついに「原付北海道1周4000km」も、実質最終日を迎えました。

もう何も起こらない、…はずだったんですが(笑)。
まあ、こんな旅ですから、何だかんだと起こります。
もう少しお付き合いのほど。
 
 
積丹岬神威岬のちょうど中間ぐらいにあった、野塚キャンプ場(正式には“野営場”)をあとにして、
2人はこの日の1つ目の目的地、余市に向かいます。

この途中で通ったのが、豊浜トンネル。

豊浜トンネル岩盤崩落事故
 1996年2月10日午前8時10分頃、古平町側の坑口付近において岩盤(最大高さ70m・最大幅50m・最大厚さ13m・体積11,000m3・重さ27,000tと推計)が崩落。トンネル内を走行中だった北海道中央バス積丹町余別発小樽駅前行き路線バス(乗客18名、運転手1名)と、後続の乗用車(1名乗車)の2台が直撃を受け、20名全員が死亡した。
                                                                                   出典:ウィキペディア

犠牲者の方々に深く哀悼の意を表します。

 
こういう事故に関しては、車だバイクだということではないですが、
それにしても紙一重のところを走っていたんやなぁ、とつくづく思います。

 
思えばこの旅でも。
トラックの前にひっくり返って投げ出されるわ、道から転げ落ちるわ、
ガタガタ道でバイク飛び越えて顔から地面に突っ込むわ。
何度か本当に危ない目にあいました。

そのたびに擦りむいた腕や、捻挫した手の小指、
ヘルメットの大きな傷をさすりながら、「よかった~。」と安堵したことを思い出します。

 
大げさではなく、「風と、匂いと、寒さと、危険を感じるんだよ。」
と言った大泉さんの言葉は、そのままやな、と思います。

 
何でそこまでして、あんなちっちゃな機械にまたがって、
むき出しの状態で走り回ってるんでしょう。
これは言葉では説明できないんですよね。
わかる人にはわかるし。わからない人にはわからないんでしょうね。

北海道以外でも、2,3度死にかけていますが、今でも何とか生き延びているのは、
とりあえず何らかの理由で生かされてるんやろうな、と思います。

 
あまり運命論者的な人ではないんですが(笑)。

 
自分が気持ちよく通り過ぎた道が、ブラウン管の中でぐちゃぐちゃになっているのを見た衝撃は、
今でも忘れられません。

 
今回はそういうわけで、まじめな話で通させていただきました。
今も私のお気に入りのブログを運営している人が、北海道をバイクで走っています。
また、同僚の1人も明日からご夫婦で、車で北海道に行かれます。
 
ライダーやドライバーの皆さん、ぜひ無事で楽しい旅を続けてください。
 

BGM 「今日までそして明日から」 by 吉田拓郎