原付北海道1周4,000kmリターンズ

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まだ雨がやまない… ろくな事がない こんな日は

1984(昭和59)年7月15日 Part1

 
最初に「この日の行程」を出すと、ネタバレしまくりなので、
ちょっと今回はパターンを変えさせていただきます。
 

さて、百人浜キャンプ場で、前日夕方ぐらいから熟睡してしまい、
なおかつこの日も、確か9時くらいまで眠っていたような記憶があります。
 
やっと目が覚めた私は、当然出発の支度を始めます。
しかしタケが、一向に動こうとしない。
テントの外はまだザンザカ雨が降っています。
「そろそろ用意せな。」との私の声かけにも、タケは「…。」
「もう用意せんと、どんどん遅なるぞ。」
「…。」
「なあ。早よしよや。」
「…イヤやねん。」
「? …何が?」
「いや、もう雨の中走るんイヤやねん。」
(何言うねん、コイツ!) 「何言うてんねん。あとあと大変やぞ。」
「イヤなもんはイヤなんじゃ!」
(うわ、ちょっと怒ってる。) 「おかしいやろ! 何やねん、イヤとか。 早よ用意せーや!」
「雨はもうイヤなんじゃ!」
(そらオレもイヤじゃ。) 「だから何でそこまでいやがるねん!」
 
「カッパのケツが破れてて、昨日もパンツまでズブズブやったんや!
 もう雨の中走るんイヤなんじゃ!
 
「!!!」

え~、笑いコラえるのに死にそうになりました。
そらしゃーない。私だってそんなんやったら走るんイヤです(笑)。

 
これまでも述べてきたように、タケは結構用意周到で、準備万端なヤツです。
キャンプの道具からツーリングのノウハウまで、彼に任せておけばホンマ安心、やったんですね。
それがまさかのカッパの穴にヤラレるとは(笑)。
「上手の手から水が漏れる」でもなく、「カッパの川流れ」でもなく。

 
「カッパのケツから水が浸みる。」
 

この旅最大の教訓でした(笑)。
 
 
☆ この日の行程  百人浜 0km ☆
 
BGM「雨がやまない」 by SMAP