文字通りの○○でした。
腹ごしらえを済ませて洞爺駅に戻った私、
今度はこの汽車に乗ります。
1つ前の記事に戻ってみていただけるとわかるんですが、
実は札幌行のスーパー北斗が着いたホームは3番線。
上の写真で右端の方に見えているホームです。
つまり、また長万部方面に戻るんですね。
見えてまいりました噴火湾。
宮澤賢治の詩の一節が浮かびます。
着いた、着いた。
乗ってきた汽車を見送ります。
まさか誰も降りへんやろ、と思っていたのですが、
降車したのは私ともう一人。
タイトルの〇〇に入るのは、ズバリ「秘境」。
トンネルを越えると、いきなりこのレベルの雪ですよ。
冬の北海道感満載です。
基本旅客の乗り降りのために作られた駅ではないそうなので、
駅の周囲には人っ子ひとりいません。
どこまでがホームなんだかもよくわからなくなっています。
↑は長万部側のトンネル。
長いトンネルとトンネルの間のほんの狭いスペースです。
山側には道路はなく、
海側には断崖を伝って海まで降りる、
獣みちのようなものがあるらしいのですが。
もちろん確認しに行くなどという無謀なことはしません。
なので、雪がないときには釣りやBBQをするために、
海まで下りて行くお客さんが、まれにいるのだとか。
鉄道以外では船でしか来れない駅、なんだそうです。
↑そしてこちらが洞爺側のトンネルです。
天気も良くラッキーでした。
滞在時間は28分。これ以上だと寒くて厳しいかと思い、
同じ方向の汽車を4時間待つのは、最初から諦めていました。
また洞爺方向へ戻ります。
ところが。15分ぐらい過ぎたあたりから雲行きが…。
3枚上の写真と比べてみてください。
これにはさすがに驚きました。
早く汽車来てくれんかな~。
あ~、来た来た。よかったぁ。
1人やったら泣いてまうかも、というところでしたが、
一緒に降りた東京のある鉄道の運転士の方と話をしながらだったので、
大変寒かったですが、気分的には楽でした。
昨年1月の高波による土砂流出⇒線路被害による運休で、
余った日高線の車両がこちらに回っているようなんです。
東室蘭まで、温かい車内でいろいろな鉄道話などを聴けて、
大変楽しかったです。ありがとうございました!
おまけ動画、小幌駅全景です。