原付北海道1周4,000kmリターンズ

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永遠の壁など どこにもないのに

1984(昭和59)年7月4日 Part2 札幌~新十津川~留萌~増毛~羽幌~築別 153.6km
 
 
もう少しだけ新十津川の話にお付き合いを。

私たちが新十津川に停まった理由は、昼ごはんを食べるための手ごろな場所を見つけるためでした。
ちなみにこの旅での基本的な食事は
 
 1.食パン+ツナ缶等の缶詰
 2.カップめん
 
でした。
 
コンビニも今の都市部のように50mに一軒とか、交差点の四隅にあったりとかする頃ではありませんでした。
朝早くや夜には開いていないスーパーや、小さな商店で買うわけです。
バラエティに富んだ食事は、あきらめざるを得ません。
 
北海道では今でもローソンのない自治体もあるみたいです。
セイコーマートとか、ローソン以外のコンビニも多いみたいですが。)
ああいうの見ると、住民の方の気持ちを無視して(スミマセン )、
「懐かしいな~、変わってないな~。」と思ってしまいます。
 
 
さておき。
 
 
このときは道沿いに適当な公園があったので、水道水をもらって、
カップめんを食べるために、タケの持ってきたコンロとなべでお湯を沸かしていたのです。
イメージ 1
 
 
 
 
 
これ、どう見ても公園ですよねぇ。
 
 
 
 
 
そうすると、時間も時間ですから、近くの小学校で昼休みのチャイムが鳴り、
わらわらと小学生が公園のグラウンドに出てきたのです!
 
「…!? 校庭に入ってた!? これはエライこっちゃ!」
 
慌てて片付けて移動しようとようとしたのですが、自分らのいてるトコはどう見ても、公園なんですよねぇ。
でも改めてよくよく見ると…
小学校の校庭の端っこが公園化していて、しかも学校と公園の仕切りが、見たところまったくないのです。
体育館もついている割に面積の小さな公園やな~、と思っていたのですが、学校の体育館やったんですね。
 
物騒な大阪では考えられへん話です。
かなり以前の話になってしまいましたが、こののちに大阪・池田市では悲惨な事件もありました。

のどかでエエな、うらやましいな~と思った覚えがあります。
 
 
今でもあの小学校には壁がなくて、子供たちははしゃいで飛び出してきているのかなぁ。
 
 
BGM:「永遠の壁」 by 泉谷しげる
 
 
タ:それにしてもやっぱり曇ってるね~。この旅は晴れの記憶があまりないんや。
  スタートからしてこんな感じやね。
T:そうやったな~。雨との戦いやったね、ある意味。
  あと今思い出しても貧しい食生活やったよな~。  「グルメ旅」とか全く無縁やった。うん。
タ:そう、ツナ缶に食パンにカップ麺。今もツナ缶を開ける時は懐かしく思うもんなぁ。
  けど今は、同じマグロやったら大トロが食べたい
T:お、金持ちの発言。
タ:たま~にの贅沢やん。
T:そうそう、ツナ缶なぁ。いくつ食ったことか。  それとカップ麺って、今ほど種類なかったやんなぁ。
タ:このとき僕は、エースコックの「わかめラーメン」をよく食ってたな。
  今もスーパーで見かけるから、よく食べられてるんやろね。
T:僕は何食うてたかなぁ。一番普通の「カップヌードル」やったかなぁ。
  今やったら絶対、ご当地モンの「やきそば弁当」とか食べるけどね~。
タ:「やきそば弁当」? 
T:うん。確か北海道限定やったと。スープの粉末がついてて、捨てるお湯でスープが作れる、ちゅーヤツ。
タ:へぇ~、あ、でもカップ焼きそば販売当初、同じようにスープが作れるのが関西でも販売されてたで。
  日清のやつやったと記憶してます。最近見かけんので残念や~。
T:あ、そんなんあった? それ忘れてるわ~。
タ:話がそれてるついでに、関西人は粉モン(この場合麺類込み)とご飯を一緒に食べることが多くて、
  特に関東人に不思議がられてますな。
T:うんうん。「お好み焼き+メシ」とか普通にメニューであるもんな。
タ:実は私は関西人でありながら、お好み焼き定食はよう食べまへん。
  しかし焼きそばにご飯は食べてしまいますな。
T:そう!? いや、もう最近はムリやなぁ。
タ:神戸には、もはや焼きそばとご飯を別に盛るのはめんどくさいとばかりに、
  「そばめし」ちゅーのがあるけど。食べたことある?
T:あ、あれは美味いね~! 長田発祥やったっけ。1回で2度おいしい、的な。
  で、話し戻すと、あの小学校はびっくりしたね~。完全に公園やと思ってたもんな。
タ:そうそう、児童らが私らの傍らを通り過ぎていきましたね。
  みょ~に恥ずかしくて、目をあわさんようにしてました。(ウンウン。
  北海道の人たちは、こんな連中には慣れてるんやろうけど。わてらは慣れてへんからね。
T:そやね。公園で横通り過ぎられる、言うたら奈良公園の鹿ぐらいやもんな。
タ:いや、公園とちゃうから。(注:これはツッコミのポーズです)