原付北海道1周4,000kmリターンズ

Yahooブログから引っ越してきました。よろしくお願いします!

今回は長くなったので、オールド・ドライバーの話題は別途で。

2012 F1 World Championship
5/13  第5戦 スペインGP [カタルーニャ・サーキット]     
 優勝:パストール・マルドナード(ウィリアムズ)
 FL:ロメイン・グロージャンロータス
 
今回は、第5戦、第6戦をまとめてレポートいたします。
 
イメージ 1
イメージ 2スペインGP優勝のパストール・マルドナード
表彰台:2位のアロンソ(左)と3位のライコネン(右)
 
マルドナードは昨年デビューしたばかりで、真ん中に立つのはもちろん、表彰台も初めてです。
 
過去のベネズエラ人ドライバーって、
私の知る限りではかつてのセナのチームメイト、ジョニー・チェコットだけなんです。
チェコットはケガで早くに引退したので、表彰台の経験はありません。
 
つまりマルドナードベネズエラ人初の表彰台経験者&優勝者、ということになります。
 
ちなみにポール・ポジション(1番手スタート)も初めてだったのですが、
これは予選1位のタイムを出したハミルトンが、規定違反のために予選タイムを無効にされたため、
転がり込んできたものなんです。
 
が、大事なのは、前がコケたときにそのポジションを狙える位置に確実にいる、ということで。
ポール・トゥ・ウィン(1番手スタートから優勝)という快挙も同時に達成しました。
 
そしてこのレースでは、可夢偉選手は9番手スタートから5位入賞を果たしました!
 
というコトで第6戦は、いやがうえにも期待が盛り上がる、伝統のモナコGPです。
 
 
5/27  第6戦 モナコGP [モンテカルロ市街地]     
 
元々は町と町の間を全力でブッ飛ばす「都市間公道レース」が基本だった、ヨーロッパのカーレース。
その伝統を、コンパクトなコースながら引き継ぐモナコGP。
いつもは普通の車が走る街なかの道路を仕切って、
最高速度280km/s以上のスピードでF1マシンが走り回ります。
 
とにかくレース用の道ではないので、コース幅は狭いわ、カーブの曲りはキツイわ、路面は滑るわ。
もちろん広い路肩がある部分はほんの少しで、コースのすぐ横はガードレールという部分がほとんど。
おまけに若干カーブしていて向こうが見通せないトンネル(そこを270km/h以上で走ります!)もあり、
並のドライバーでは入賞はおろか、完走も四苦八苦というような、
シリーズ切っての難コースなんです。
 
そしてこのコースで速く、何度も優勝したドライバーには特別に、
モナコ・マイスター』なる称号が与えられます。
 
私なんかもう、コースとか、その周りのモンテカルロの街並みを見てるだけでも楽しめてしまいますが、
そこを異次元のようなスピードで走り抜けていくマシンを見ているのは、本当に楽しいです。
 
…とはいえ、今年は終わってしまいましたので、興味をお持ちになった方は、来年ぜひ。
 
 
モナコの一般的な話はとりあえず置いといて。
 
 
今回予選最速は、現役『モナコ・マイスター』の、“皇帝”ミハエル・シューマッハ
 
正直そんな大ファンというワケでもないのですが f
シリーズチャンピオン7回、史上最多勝利数・最多PP数など、数々の記録保持者にして、
私と同じ1960年代生まれ、オヤジの期待の星なんです。
 
そのシューマッハがついに来ましたね~。
 
しかし、前線スペインGPでのペナルティーで、
最初っから予選順位を5つ下げる、ということが決まってまして。
残念ながら実際は6番手スタートだったのですが、
見事にこの超難関コースで、一発の速さを見せつけてくれました。
 
そして2戦連続の「タナボタPP」を今回拾ったのが、
2010・2011のチャンピオンチーム、レッドブルのウェバーでした。
 
そして、ピットインでの失敗や、マシンの不具合、ドライビングのミス以外では、
基本的には抜けないモナコのコースを最大限に生かして、
決して速くはなかったウェバーが逃げ切って優勝。
イメージ 3イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    モナコGP優勝のマーク・ウェバー            表彰台:2位のロズベルグ(左端)と
                                          3位のアロンソ(右端)
 
それにしてもレース終盤、あと8周ぐらいのところから、
ペースの上がらないウェバーの後ろに詰まってしまった5台は、
ストレスたまったでしょうね~。
 
(☆ 1位~3位が1秒以内の差、6位のフェリペ・マッサまででも6秒強しか差がありませんでした。)
 
 
一方われらが可夢偉選手は、スタート直後のロメイン・グロージャンのスピンに巻き込まれ、
マシンがそのままの姿勢で宙に浮いて路面に落ちる、というアクシデントに見舞われました。
当然サスペンションかどっかが壊れたんでしょうね。
少し走ったものの、その後あっさりリタイヤとなってしまいました。
 
チームメイトのセルジオ・ペレスファステスト・ラップ(レース中に1周を最も速く走ること)を取り、
マシンのポテンシャル+モナコのコースとの相性の良さを示しただけに、残念な結果となりました。
 
次戦のカナダもスピードこそ段違いに速いものの、
半公道のコースで、マシンとの相性は良いかもしれないので、
ぜひ頑張ってください!
 
 
もう一つ、こちらも大変惜しい話題です。
 
アメリカのインディ・カー・シリーズに参戦中の元F1ドライバー、
佐藤琢磨選手が、ゴール直前、最終周までトップ争いをしながら、
トップのマシンを抜きにかかったところでスピン、惜しくもリタイア(完走扱い・17位)しました。
イメージ 5
あ~、惜しい!
 
琢磨選手もまた頑張ってください!
 
 
☆ 画像は「Top News」さんなどからお借りしています。