原付北海道1周4,000kmリターンズ

Yahooブログから引っ越してきました。よろしくお願いします!

鉄道にまつわる思い出を教えて

昨日14時46分、東北地方を中心に、甚大な震災が起こりました。
東北・北海道の大好きな私。こんなに悲しいことはありません。
が、気持ちを奮い立たせて、東北地方の鉄道の思い出を書きたいと思います。
 
 
もう15年近く前、まだ東北新幹線が盛岡までしか延びていなかった頃。
貧乏学生の夏休み。金はないけどヒマは売るほどある頃。
大阪から青春18切符を1組=5枚使って、東北・北海道に遊びに行きました。
 
大阪駅から早朝6時くらいの快速に乗り、東海道本線を経由し、東北本線に。
何とかその日の11:30に仙台に到着。
次の朝、中尊寺金色堂や、大好きな宮澤賢治の故郷、花巻を訪問。
その後盛岡に向かい、市内を観光し、さらに列車を乗り継いで青森へ。
 
 
このとき乗った列車が、「電気機関車が引っ張る客車」というヤツやったんです。
 
 
カタタンカタタンという、客車特有の軽快なリズム。
真夏にもかかわらず冷房はなし。
しかし窓を開け放つと、草の香りがかすかにする爽やかな夏の風が、
気持ちよく顔を撫でて行きます。
 
自然の風の気持ちよさ、というのを本当にこのとき初めて知ったような気がします。
確か八戸まで乗ったかな。結構な距離だったはずですが、あっという間に感じました。
 
 
今はあの区間第三セクターに移管してしまいました。
多分もう客車編成も走ってはいないでしょう。
もう感じることはできないな、と思うと、あの暑かった夏のすばらしい風を、強烈に懐かしく思い出します。
 
 
そして今回の大変な震災。大好きな東北の、一変してしまった景色を見て、言葉もありません。
駄文ではありますが、これを被災された方々に捧げます。
 
 
がんばろう、東北。