原付北海道1周4,000kmリターンズ

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鉛の空 重く垂れ込み

1984(昭和59)年7月13日 Part7 初田牛~厚床中標津根室納沙布岬~浜中~霧多布岬~霧多布湿原
                        ~釧路~庶路 約251km
 
 
ようやくようやく、霧多布岬をあとにして、一路釧路方面へ。
…と行きたいところだったのですが、駐車場に戻ってみると、タケのバイクに異変が!
 
積んでいた荷物の口が開いていて、中の味噌汁が散乱!? …って何じゃそりゃ。
 
当時のインスタント味噌汁というのは、粉末やったんですね。
今はほとんど生味噌タイプですが。
で、その味噌汁がカラスに狙われたようなんです。
 
何でそんなモンが、と思ってよくよく見ると、
いわゆるフリーズドライの具なんですね、彼らが狙っていたのは。
そんなトコに食えるものがあるとわかるとは、さすがカラス。賢いわ。
 
で、タケは「よりによって味噌汁なんか狙わんでエエやんけ。」とかブツブツ文句を言いながら、
(私も同感ですけど)荒らされた荷物を急いで片付けて、ようやくようやくようやく霧多布岬を出発したのでした。
 
 
で、次のスポットが、霧多布湿原(笑)。琵琶瀬展望台からのショットです。
イメージ 1
我ながらここまで霧多布やと、もうすがすがしいです。そんなコトないか(笑)。
 
ここにはそんなに長時間は費やさなかった記憶があります。景色はなかなか魅力的なんですが。
 
 
そして厚岸の街でようやく国道44号線に戻ったのですが、その直前の厚岸大橋でした。
基本この日は天気が悪く、1日中曇り、時々パラパラという感じでした。
もちろん低気圧の影響で、風も強かったのですが、橋の上がピークでしたね。
 
バイクは、特に原チャリは進行方向に向かって道路の左端を走るのが基本なんですが、
左から風速10m以上のものすごい風が吹いて来るという状況で、
当然軽量のバイクは、道路の真ん中の方に吹き寄せられるわけです。
それを車体を左に30°以上は行ってたと思いますが、傾けて流されないよう耐えるわけです。
 
コワイ。
 
いや、あんなに怖い思いしたことはそうそうないですね。
後ろから車は普通に抜いていきますし。少しでも風に流されたら接触間違いなしですよ。
ホンマに緊張しました。
 
 
結構精神的に疲れました。そのあとは若干流し気味に走ったり、
尾幌のあたりから再び海寄りの道をたどったりしたので、
幣舞(ぬさまい)橋を越えて釧路の街中に入った時には、もうすでにあたりは真っ暗でした。
 
とりあえず駅にだけは行きましたが。
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
屈斜路湖で源流を押さえていたので、釧路川の河口も撮影したかったのですが、
時間も時間だったためそれは断念し、街の雰囲気を味わうのもそこそこに、
釧路を後にし、その夜のねぐらを探して西へ西へ。
 
20km以上離れた駅の待合室に、ようやく落ち着いたのでした。
 
 
★ 国鉄根室本線 庶路駅 泊 ★
 
 
BGM「曇天」 by DOES