[特別展]★日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
(山本二三『もののけ姫 獅子神の森』,1997)
★日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
神戸市立博物館、2011年7月16日(土)-9月25日(日)
日本を代表するアニメーションの画家・美術監督である山本二三(やまもとにぞう、1953~)の展覧会を、神戸ビエンナーレ2011・プレ企画として開催します。
山本二三は、テレビアニメーション「シートン動物記・くまの子ジャッキー」(1977)で美術助手を、そして「未来少年コナン」(1978)、劇場版「じゃりん子チエ」(1981)、「名探偵ホームズ」
山本二三は、テレビアニメーション「シートン動物記・くまの子ジャッキー」(1977)で美術助手を、そして「未来少年コナン」(1978)、劇場版「じゃりん子チエ」(1981)、「名探偵ホームズ」
(1982)、「天空の城ラピュタ」(1986)などの美術監督をつとめました。
野坂昭如(のさかあきゆき)の名作を、高畑勲監督がアニメーションとした「火垂るの墓」(1988)、宮崎駿監督「もののけ姫」(1997)、筒井康隆のジュブナイル小説をアニメ化した細田守監督「時をかける少女」(2006)などの作品で表現された詩情豊かな世界は、多くの鑑賞者を魅了しました。
山本二三が描く作品は、入念な取材と、精密なスケッチに基づいています。特に光の輝きとさまざまな表情を見せる雲の描写は「二三雲」と呼ばれ、広く知られています。
本展は、山本二三みずからが選択した、アニメーション用の背景画、その前段階のスケッチ、イメージボード(監督の要請をうけて描くアニメーションのための下絵)など約180点を一堂に紹介する展覧会です。初期から最新作まで、多数の初公開作品をご覧いただきます。日本のアニメーションを牽引してきた山本二三の全貌にふれる絶好の機会です。
野坂昭如(のさかあきゆき)の名作を、高畑勲監督がアニメーションとした「火垂るの墓」(1988)、宮崎駿監督「もののけ姫」(1997)、筒井康隆のジュブナイル小説をアニメ化した細田守監督「時をかける少女」(2006)などの作品で表現された詩情豊かな世界は、多くの鑑賞者を魅了しました。
山本二三が描く作品は、入念な取材と、精密なスケッチに基づいています。特に光の輝きとさまざまな表情を見せる雲の描写は「二三雲」と呼ばれ、広く知られています。
本展は、山本二三みずからが選択した、アニメーション用の背景画、その前段階のスケッチ、イメージボード(監督の要請をうけて描くアニメーションのための下絵)など約180点を一堂に紹介する展覧会です。初期から最新作まで、多数の初公開作品をご覧いただきます。日本のアニメーションを牽引してきた山本二三の全貌にふれる絶好の機会です。
私ジブリ物が結構好きで(「コクリコ坂」観に行きますので、ネタバレはもうしばらくご勘弁を(笑)!)、
この方の美術も好きなのです。
もちろん他の作品でみられるような、日常的な風景も好きなのですが、
上に取り上げたような非日常的(「現代では」という注釈付きになりますが)風景も極めて好きなんですね。
それは実は、
「Classic Yes」 「An Evening of Yes Music Plus」
そう、これまた大好きな「Yes」のジャケットワークを手がけた、
ロジャー・ディーン氏の作風と、通じるものを感じるからなのです。
残念ながらご本人の講演を聞く機会は既に終了してしまっていますが、
現実と非現実の微妙な狭間を、私も感じに行きたいと思います。
神戸市立博物館・山本二三展HP