Osaka City West Coast 街ブラ ~その1~
「West Coast」というと定番はアメリカ西海岸ですが。
実はもう何十年も前に大学の先輩が呼び始めた名前で、
結構気に入っています。
なので今回はこの呼び方を使わせていただきます。
阪神なんば線も開通から10年。
もう完全に定着しましたね。
以前の記事でも紹介しましたが、
九条まで地下を走っていたなんば線は、
この付近から地上に上がり、さらに高架線となって、
西九条を経由、尼崎までつながっています。
さらにしばらく歩いて行くと…、
先ほどのなんば線の鉄橋の隣に建物が見えてきます。
交差点の名前は「源兵衛渡」。
「げんぺいわたし」です。
先ほどの建物の向こうは安治川なので、
なにがしか渡船的なものがあった場所なんでしょうね。
そこに現在は…、
このような建物が。寄ってみると…、
右から書いてありますが、「安治川隧道」の文字が。
隧道=トンネルですよ。
これが地元には欠かせない、安治川河底トンネルの入り口なんですね。
このようにエレベーターになっていて、
河底の更に下まで降りることができるようになっています。
写真の左端に表示してありますが、
朝6時から夜の24時まで稼働しています。
え?!そしたらそれ以外の時間は?!
…となりますよね。
…もちろん対処されています。
エレベーターのすぐ隣には、河底に降りることのできる階段があり、
こちらは24時間通行可能。
でもこう書いてあっても、自転車で降りる人いてるんやろな~。
そして底まで降りるとこんな感じです。
階段は本当にエレベーターのすぐ横ですね。
「水曜どうでしょう」ファンのみなさん!
大阪にもあります、“人道トンネル”です!
関門海峡のトンネルほどは幅もないので、
ここからは皆さん隊列を組んで、係員の方の指示に従いながら、
粛々と渡っていきます。
大阪人もほとんどの人はマナーを守るんですよ。
こちらは現在稼働中のエレベーターの隣にある、ひときわ大きい扉。
大きな道路橋が架かっていなかった頃は、
自動車用のエレベーターも使用されていたそうです。
トンネルを出て堤防に近づいてみました。見えているのは安治川の下流側。
もう古くなってよくわからなくなっていますが、
一番左端に写っている茶色い三角屋根の建物には、
「四国方面フェリー乗り場」的な文字が書かれています。
昔はこのあたりからもう船が出ていたんですね。
そこからはしばらく電車で移動になります。